2010年12月03日

照準器について

サバイバルゲームにおいて照準器(Aiming Devices)は必須な
オプションアクセサリーと言える。
大きく分けると下記の2種類だろうか。

「アイアンサイト(Iron sight)」
「光学照準器/オプティカルサイト(Optical sight)」

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■アイアンサイト(Iron sight)には下記の種類がある。

◇オープンサイト:拳銃には基本的に標準装備されている単純な照準器。前方にある凸型の照星(フロントサイト)を目標に合わせ、後方の凹型の照門(リアサイト)の溝の間に見えるようにして狙う。

◇ピープサイト
軍用小銃に装備されていることの多い照準器。基本的にはオープンサイトと同じだが、照門が溝ではなく穴になっている。(peep=覗き)

◇ゴーストリングサイト
ピープサイトの照門の穴を非常に大きくしたもの。近距離での狙いの精密さより素早さを優先したCQB用ピープサイト。名称の由来は狙うときに照門がぼやけて、お化け(ghost)のような輪(ring)に見える為。

◇バックアップアイアンサイト(BUIS back-up iron sight)
光学照準器が故障等で使用不可能になった際に用いるアイアンサイト。光学照準器使用時に邪魔にならないよう折りたためるものもある。光学照準器の装着を前提にした銃の中には、BUISとしての側面を重視したアイアンサイトを備えたものもある。フリップアップ(Flip-Up)、フォールディング(Folding)、可倒式等と呼び方には数種類ある。

※オープン・ピープ共にアイアンサイトにはネジを締めたり緩めたりし、
銃の状態に合わせて照門を上下左右に調整出来る物もある。

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■光学照準器/オプティカルサイト(Optical sight)

◇テレスコピックサイト(スコープ/Scopes)
長距離射撃を目的とする、小型の望遠鏡の機能を持つ照準器。覗いたときに見えるレティクル(照準線)を目標に合わせて狙う。レティクルにはさまざまな形状があり、十字線からなるクロスヘアが最もよく見られるレティクルパターンだ。高倍率を搭載するのは一般的には狙撃用が多く、低倍率のスコープが標準装備されているアサルトライフルもいくつか存在する。着け外しする度に調整が必要になってしまうため、一度固定したらそのまま運用し、その場合も定期的に調整をするのが原則である。

◇ドットサイト(ダットサイト/Dot Sights)
光像式照準器の一種で、アサルトライフルや小火器に装着され照準用の光像が点(ドット/ダット)状の物がこう呼ばれる。覗いたときに見える光の点(ドット)に目標を合わせて狙う。ドットが赤色であるため「レッドドットサイト」と呼称される事もある。アイアンサイトやピープサイトが照星、照門を合わせるのに対し、単純に点に合わせるだけなので素早いサイティングが可能である。
視認色にはレッドとグリーンが選択出来るタイプもあり、スイッチなどにより任意で切り替えが可能。
ドットのレティクルパターンを数種類選択できるものもある。
スコープのように筒型の外装を持つチューブ式と、外装を持たず、むき出しになったレンズにドットを映すオープン式の二種類がある。

◇マグニファイア(Magnifier)
ドットサイトの後ろに設置することで、通常無倍であるドットサイトに倍率を与える拡大鏡。倍率の有無を使い分けるために、多くはQDマウントによって設置される。取り外すタイプとサイドへスイングさせるタイプがある。ブースターと呼ばれる事もある。
※QD=Quick Detachable(素早く取り外せる又は分離出来る)

◇レーザーサイト(laser Sights)
直進する性質を持つレーザー光を直接目標に当てて狙う照準機。他の物とは違い肩つけ以外の姿勢でも狙いを付けられるのが利点であるが、必中は期待できないため連射可能なアサルトライフルやサブマシンガンに組み合わされることが多い。色はレッドとグリーンの2色があり、場所や背景等に合わせて選択する。
レーザーポインタと呼ばれることもある。

◇ホロサイト(Holo Graphic Sights)
ヘッドアップディスプレイの技術を銃器に応用したサイトで、先の挙げたダットサイトとは
根本的な構造が違う。レプリカ品等は通常のダットサイトと同等品であるが
オリジナルには以下の特徴がある。
ダットサイトはダイオードの発光を反射させているのに対しホロサイトでは
レーザーが使用されています。透明な光学ガラス素子に画像を投影することで
レーザー光をダットサイトと同じようにレンズに照射し、その反射された光を射手は
視認する仕組みです。



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Posted by 弥生  at 20:15 │Comments(0)照準系

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