2011年05月18日

CYMA製MP5SD6の清音化

さて、前回のあらすじは「CYMA製 MP5SD6 外装紹介&第一次調整」を
御参照下さい┏○ペコ
CYMA製MP5SD6の清音化
持ち主であるMさんは既にこのMP5で2ゲーム程野外戦を経験されております。
その後で清音化を行う事でどこまでの効果があったのかを体感して頂くためにこの様に
整備を分割させて頂きました。

CYMA製MP5SD6の清音化
まずは命中精度の向上として6.03㎜のタイトバレルの交換致します。その後射撃レンジ
での弾道を確認しつつ弥生自家製なまず<辛口>を組み込む予定です。

CYMA製MP5SD6の清音化
で、メカボックスに到達です(爆)分解工程は前回アップしてるので割愛します。
そしてなぜ普段と違う左側を載せたかと言うと、今更なのですが一応シリンダーの
向きを確認と言う事で。基本的に「穴のある方が後ろ側(スプリングガイド側)の決まり」が
あります。穴を前方に向けて取り付けてしまうとエアーが途中で漏れますので初速の
低下を招きます(それを計算して前方に組み込むのであればお話は別です)

CYMA製MP5SD6の清音化
中身のギア類は前回ノーマルグリスアップのみですので綺麗な方です。

CYMA製MP5SD6の清音化
今回交換するピストンヘッドとシリンダーヘッドです。

CYMA製MP5SD6の清音化
ELEMENT製サイレントヘッドセットVer.2用です。シリンダーヘッドとピストンヘッドが
セットになってるお徳用です。個別に購入すると高上りになります。

CYMA製MP5SD6の清音化
シリンダーヘッドに取り付けるサイレントダンパーです。VSR-10用となってますが、
口径をVer.2用に加工するので問題無しです。

CYMA製MP5SD6の清音化
個人的な保険でピストンのスタートラッチ歯を1枚カットします。

CYMA製MP5SD6の清音化
サイレントピストンヘッドの組み込みです。中央が凸形状になってるのが確認出来ます。

CYMA製MP5SD6の清音化
これをサイレントシリンダーヘッドと組み合わせる事で密着し衝撃を吸収します。
ピストンヘッドの取り付け部分にはベアリング内蔵なのでスプリングの「ヨレ(よじれ)」を
無くし真っ直ぐな状態にします。マルイ純正の場合はピストン内部でピストンヘッドと
スプリングが「錘(おもり)」で固定されている為に内部での「ヨレ(よじれ)」の心配はほぼ
ありません。ピストンヘッドを交換する場合内部の錘をそのまま使う方もいらっしゃいますし、
錘では重すぎると言う事で多少軽いベアリングタイプを使用する方もいらっしゃいます。
勿論何もつけずに「軽量化」を行う方もいらっしゃいます。用は適材適所、どのような目的で
カスタムするかによって内容は変わってきます。

CYMA製MP5SD6の清音化
お次はギア関係です。弥生は最初にナスカルーブで金属パーツに噴霧し「被膜の形成」
を行います。

CYMA製MP5SD6の清音化
そしてその上からモリブデングリスを適量乗せて塗ってゆきます。この時に弥生の場合は
セクターギアのみ「スパーギアとの接点部分」のギアにしかモリブデングリスは塗りません。
理由はピストンに高粘度のモリブデングリスが付着すると給排気系の内部に
高粘度グリスが侵食してしまいピストンの円滑な前後運動の支障になるとの考えでです。

CYMA製MP5SD6の清音化
スパーギアとべベルギアには通常通りモリブデングリスを塗布します。
※量が少ないのはナスカルーブで最初に被膜成形コーティングしてある為。

CYMA製MP5SD6の清音化
そしてシリンダー内部にはシリコンスプレーをたっぷりと噴霧します(限度はありますが)
液体タイプのシリコンは摩擦係数が少ない分揮発しやすいです。低粘度のシリコングリスは
揮発しにくい分摩擦係数がスプレータイプよりも高くなります。この辺の使い分けは
銃が「分解しやすいか」「分解しにくいか」で使い分けてます。CYMA製のMP5系は
ピン2本~3本でメカボックスを取り出せますからメンテナンス性に優れている為にスプレーを
選択しました。同じ理由でマルイ製のM4(次世代では無い方)もピン1本でメカボックスの
シリンダーが見えますのでスプレータイプが宜しいかと。

CYMA製MP5SD6の清音化
そして今回の清音化の目玉である「制振ペイント剤」です。こちらの製品は今回の
依頼者であるMさんが使用してみて下さいとお勧めしてくれたものです。効果が
どれ位あるのか弥生としても非常に楽しみな一品です。

CYMA製MP5SD6の清音化
内部は…濃度の濃いタールみたいな状態です(;´・ω・)分離してたので攪拌(かくはん)
するのですが5分くらいかかったww

CYMA製MP5SD6の清音化
まずはアッパーレシーバーの内部に筆で塗ってゆきます。

CYMA製MP5SD6の清音化
お次はハンドガード内部にも塗って…

CYMA製MP5SD6の清音化
グリップ内部のモーターが収納される部分にも塗って…

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ロアレシーバー内部のメカボックスが収納される部分にも塗って…

CYMA製MP5SD6の清音化
アッパーレシーバーのサイレンサー側の内部にも満遍無く塗って…

CYMA製MP5SD6の清音化
同じくアッパーレシーバーのハンドガードとの接点部分にも万遍無く塗って完了です。

CYMA製MP5SD6の清音化
この作業を2回行いますwwww

次回は…同じく制振ペイント剤を塗って終了と言う恐らく味気のない内容ですwww
その次は元通りに組み立てて、清音化を確認。集弾性を点検してホップパーツの
交換な流れですね(○´ェ`○)



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Posted by 弥生  at 02:55 │Comments(0)MP5SD6

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